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業者婦人の地位向上をめざして―県婦協第40回総会―

11日(日)、広島市RCC文化センターで広島県婦人部協議会の定期総会が行われました。2年ぶりの開催に集まった代議員は、久しぶりに顔を合わす人との会話がはずんでいました。
古城県婦協副会長の挨拶で始まった総会には、全体では31人、府中民商婦人部からは4人の代議員が参加しました。黒田会長は「コロナ禍で活動はほとんどできていない。会って話をすることの大切さを感じている。今、中小業者をつぶすような制度が目白押し。みんなで踏ん張っていきましょう」とあいさつ。

総会方針や決算・会計監査・予算の報告のあと、各民商婦人部から活動報告があり、それぞれ仲間どおしのつながりをつくるため、工夫しながら活動を続けている様子が語られました。そして「コロナ支援制度がない年末を迎える。部員訪問などで悩みや不安を抱えている人を一人ぼっちにしない取り組みをしていこう。自治体の支援制度を作らせる活動にも積極的に参加しよう」とまとめの報告がありました。

最後に議案の採決は全会一致で採択され、新年度の役員も決まり、「心機一転、頑張っていきましょう」と締めくくられました。

神石高原町と懇談

広島県連は、県内全自治体との懇談を計画しており、12日(月)に、福家副会長、田頭副会長(福山民商)、寺田県連事務局長、岡事務局長の4人で、新しくなった神石高原町庁舎へ出向き、懇談をしました。町からは、池田政策企画課長と豊田産業課長が対応しました。
要望に対して、町は価格高騰の影響を受けている事業所向けに「燃料等価格高騰対策支援補助金」制度を創設しており、法人は最大50万円、個人は最大20万円を支給することになっていると説明。
この制度は国の臨時交付金や県の中小企業応援事業などの予算を使い、500~600事業者を対象に8000万円の予算を組んでいるそうです。
他にコロナ感染傷病見舞金制度の創設のため、ぜひ試算をしてほしい、様々な制度の利用に対して町税の完納要件をなくしてほしいと要望しました。

インボイス制度の中止を求めて、府中市へ

府中市議会へインボイス制度中止を求める要望書を提出していましたが、12月議会の初日に加藤議長へ手渡し、要請しました。

議長は「インボイスについては最近新聞に掲載されていた」と話しました。

祐源会長は「コロナ禍や物価高騰で疲弊している中小業者がインボイス制度に対応することはできない。中止を求める意見書を国に挙げていただくよう充分ご審議をお願いします」と要望しました。

各支部で忘年会・新会員歓迎会開催

3日(土)、北西支部忘年会が行われ、8人が参加しました。
初めに福家支部長が「会員が全体で100名を超えた。北西支部も拡大に向けて運動し、インボイス延期をがんばろう」と挨拶。その後はにぎやかに懇談し、今後の運動などの話で盛り上がりました。
最後に居神さんが「今日は岡田議員も参加され、民商運動にも力になっていただきたいと思っている。皆さんも読者・会員を増やして力をつけていきましょう。来年も頑張っていきましょう」と締めくくりました。

4日(日)には、東部支部で新会員歓迎会が行われ、今年入会された4人のうち、3人が参加しました。
和田副会長から歓迎の挨拶があり、それぞれの自己紹介と入会のきっかけなどを話してもらいました。
そして「ようこそ民商へ」のDVDを視聴し、共済会の制度についても説明。
新会員3人は、会員からの紹介や話を聞いて入会を決めたという人もおられ、また業種も建設業ということで共通の話題で話が広がっていました。
6時過ぎからは、お隣の「にっさん(焼肉店)」でアルコールも入りにぎやかに歓談しました。
最後に三津支部長が「仲間が増えて頼もしいかぎりです。これから、いろんな活動に参加していただき、一緒に府中民商を盛り上げていきましょう」と話し、閉会しました。

共済会・婦人部合同レクレーション

グランドゴルフ&温泉でリフレッシュ

11月23日(祝)に共済会と婦人部合同のレクレーションが行われ、神石高原町の「光信寺の湯ゆっくら」に行きました。今回は、「久しぶりにグランドゴルフがしたい」という声があり、企画されたもの。当日はあいにくの雨でしたが、「今、孫がグランドゴルフにはまっている」という福家さんファミリー5人を含む19人が参加しました。

「ゆっくら」には、雨天でもプレーできる屋根付きのグランドがあり、バスでの送迎もOK。都合で参加できなかった和田共済会理事長の代理で祐源会長が挨拶し、プレーが始まりました。「初めてするよ、ルールもようわからん」という人も何人かいましたが、グループごとにプレーが進められ、和気あいあいの雰囲気でした。古城婦人部長のホールインワンもあり、見事なショットは見逃しましたが、みんなで拍手。

プレーの後は、ゆったり温泉に入り、日ごろの疲れも取れました。そして、お待ちかねの食事です。ノンアルコールで乾杯し、美味しい食事に会話も弾みます。グランドゴルフの順位で豪華(?)賞品が渡され、1位は日ごろからグランドゴルフに親しんでいるという方に。 「誘われて参加して、とても楽しかった。ありがとう」「久しぶりのグランドゴルフ、良かったです」「以前、一緒に仕事をしたことがある人と会えて嬉しかった」「カラオケの先生の歌が聞けて、ラッキー!」「グランドゴルフ、またやりたい」などなど感想が出されていました。来年も楽しい企画を準備しましょう!

全国商工新聞の新年号に府中民商会員の紹介が掲載されます

上下町で唯一の和菓子店、風月堂。
先代が町おこしのためにと作り出された「つちのこ饅頭」の味を守り続けている政延三代子さんは、明るく気さくな性格で、頑張り屋さんです。菓子作りは手作業が主で、季節や日によって温度や湿度などが味に影響することがあります。変わらない味を守り、そして新しい味にも挑戦しています。パイ生地で栗と白あんを包んだまぁるい形の「つちのこ饅頭」やつぶつぶの栗を混ぜ込んだ「スイートポテト」は上下名物として、市内はもちろん近隣市町の道の駅やスーパー、広島市や東京のアンテナショップにも卸しています。

住所:〒729-3431 広島県府中市上下町上下2035-27
T E L:0847-62-3474 F A X:0847-62-3475

国へ「インボイス制度の中止を求める」意見書を提出するよう、府中市議会へ要望

府中民商では、インボイス制度の中止をもとめて、府中市議会へ要望書を提出しました。
事前に11月14日・15日に府中市議会の各会派の代表と懇談しました。
新型コロナ感染症の収束や景気回復が見通せない中で、来年10月からインボイス制度の実施が始まると、中小業者にとって大変な打撃をうける、業者だけでなくシルバー人材センターで働いている人、スーパーや「道の駅」で野菜などを販売している人達にも影響があることなどを話し、府中市民のくらしや営業を守るためにも「インボイス制度の実施中止を求める」意見書の提出に賛同してもらうよう働きかけました。
参加した役員は「農協や道の駅などのインボイスに対する対応はまだ定まっていない状況だと聞いている。インボイス制度は、頑張って農業をしている人の意欲をそぐことにもなりかねない」「建設業などで一人親方として独立し、これから頑張ろうとしている人たちもいるが課税業者になるかどうか迷っているという話も聞いている」「縫製業を営んでいるが、外注先の一人一人にインボイスの番号をとってもらうことはできない。消費税納税の負担が増えるか、廃業するかの選択になる」とそれぞれの現状を話し、賛同を求めました。
また、17日に行われた「議員と語る会」にも参加し、制度の中身を伝え、しっかり論議してもらうよう話しました。

中国五県連合同で国税局交渉行う

11月4日(金)9名の参加で中国五県連合同の国税局交渉を行いました。
ここ2年はコロナ禍で県境をまたぐ移動を自粛したため、広島県が主体での交渉となっていましたが、今回は島根、鳥取、山口からもそれぞれ参加がありました。
今年の交渉事項は、なんといっても来年(令和5年)10月に迫ってきた「インボイス制度」。令和4年9月末での国税庁への登録者数は約120万件と全事業者数からみれば全く進んでいません。今年、広島県連が行った営業動向調査でも、約半数の会員がインボイスについてわからないと回答しています。

インボイス制度は実質税率変更を伴わない増税策であり、インボイスによって免税事業者が新たに納税を迫られるか、課税事業者が肩代わりして負担をするか、消費者へ物価として跳ね返るかのいずれかが新たに負担をするようになります。
また、本則課税事業者はインボイスが導入されれば、免税業者との取引を別途に区分記帳し、番号が正しいかどうかの点検も行わなければならない等、大幅な事務負担がのしかかります。交渉は事前に申し入れた内容を回答する形で行われ、国税局からは総務部総務課の梅田課長補佐ら3名が対応しました。

梅田課長補佐は「インボイスの周知が十分でないことは認識している」としながら国税庁の取り組みとして、インボイスのリーフレットやパンフレット及びポスターの活用、民間企業・事業者団体・公共団体などへの説明会の講師派遣。各税務署においては納税者の理解が進むよう導入編や基礎編とわけた説明会を工夫していること、国税庁のHPに特設サイトを作成し、Q&Aや動画の配信など様々工夫をしていると回答。

しかし制度の導入延期や中止、撤回については「申し訳ないがコメントできない」とし、国税庁はあくまでも執行機関であり、要請を受けたことは上級官庁にも当然伝えるが、税制の在り方などにコメントすることは難しいと従来の枠組み通りのことを何度も回答しました。インボイスは複数税率制度の下で、売手側における適用税率の認識と仕入側における適用税率の認識を一致させるために、売手側に必要なに必要な情報を記載した請求書等(インボイス)の発行を義務付けるとともに、当該請求書等(インボイス)の保存を仕入税額控除の適用要件としたで双方の不一致を防ぐこと。

また、6年間の経過措置を設けることで円滑な導入を目指していること。インボイスを理由にした取引条件の見直しは、場合によっては独禁法、下請法、建設業法に違反する可能性もあるので関係省庁とも連携して相談してほしい。価格については今後免税事業者との取引は仕入税額控除できなくなることから、消費税相当額については互いに齟齬の無いよう確認してほしいと回答しました。その他、税務調査や納付相談等については法令に従い適正に執行していると答えました。交渉団からは「周知が不十分な場合に大きな混乱が予想される。1年を切ったいまの状況で本当に結果を出せると考えているのか」「前段階控除という消費税の仕組みを覆すもの。法律的に問題は解決しているのか」「大混乱が予想され、適正な執行ができないと執行機関としてきちんと意見すべきではないか」「現場職員にもしっかりヒアリングして意見をあげるべき」など批判と意見が噴出しました。

また、無予告調査や一方的な反面調査についても事例をあげ追及。
情報公開で開示された記録に立会人の発言が「民商の者らの野次」などと記載されていることなど改善と指導を求めました。梅田課長補佐はインボイスに関する事項については、「要請を受けたことは上級官庁に伝えるが、申し訳ないが執行機関としてはコメントできない」との回答に終始しました。また、不当事例に関しては事実確認を行うことを約しました。最後に、四郎田副会長から「現在の異常円安と物価高で私たち中小事業者は塗炭の苦しみにある。インボイスの導入はこうした事業者に廃業を迫るもの。インボイス制度は必ず延期・中止をしてほしい」と力強く訴え交渉を終えました。短時間の交渉でしたが、引き続き中小業者の生の実態や声を知らせることで、国税局を通じて上級官庁へも意見を上げ、要求を実現していく取り組みの必要性を感じる内容となりました。

両備信用組合本店と懇談

毎年行っている県内の金融機関本店との懇談が行われ、府中民商では、11月2日に両備信用組合本店と懇談しました。

県内民商が行った営業動向調査報告集を手渡し、内容を説明。

そして、来年10月からのインボイス制度の影響などを話し、地域社会に必要な中小業者への金融支援を求めました。

対応した本店営業部の丸山次長は「調査の結果をみると実態がよくわかる。今後の参考にしたい。また、政策金融公庫との業務提携をすることになった。きめ細やかな対応で、皆さんを応援したい」と話しました。

新型コロナ危機打開!物価高騰から営業と生活をまもろう

10月25日、府中市へ要望書を提出し、懇談しました。

府中民商からは4名が参加し、府中市総務部から豊田部長、山田財政課長、宇野政策企画課長が出席しました。営業動向調査の結果をまとめた冊子や商工新聞の記事などを渡し、要望項目について説明しました。豊田部長は「コロナや物価高騰の影響を受けている業者の方の実態をしっかりお聞きしたい。

支援制度も12月議会で具体的化したいと考えている」と話しました。

参加した役員からは、完納要件について分納している場合には相談に応じるなどのニュアンスの文言をいれてほしいと要望しました。他に、事業後継者や就農者についての話題も出されていました。

〔要望事項〕

  • コロナ支援金制度の拡充
  • 国民健康保険に加入する事業者及び家族専従者へコロナ感染傷病見舞金制度の創設
  • 市の支援金の支給要件から市税の完納要件をなくしてください