原水爆禁止2023世界大会ヒロシマデー集会開催
核兵器のない平和で公正な世界を
8月6日、広島市平和記念式典が行われた日の午後、グリーンアリーナで原水爆禁止2023世界大会ヒロシマデー集会が行われました。平和式典での岸田首相の挨拶にがっかりしていた私は、この集会で、セツコ・サーローさんがどんな発言をされるのだろうかと期待をもって参加しました。
オープニングのうたごえや、文化企画として「はだしのゲン」作者の中沢啓治さんが作詞した「広島愛の川」の合唱があり、被爆者の方々や各国で核兵器廃絶の活動をしている代表者の皆さんの報告の合間にほっとする時間もありました。ゲストとして「核兵器禁止条約参加署名」共同呼びかけ人の和田静香さんや日本共産党の志位和夫委員長から挨拶がありました。
特別キャンペーンとして「被爆者の声を世界に」では、セツコ・サーローさんが、自身の被爆の体験とその後の活動をゆっくりかみしめるように「2度とくりかえさせたくないという強い思いで、運動し続けてきた。核兵器は絶対悪。若い人たちに繋げたい。『主権者』としての意思をもって行動してほしい」と話されました。
他に高知県原水協の青年たち、甲府市議会での核兵器禁止条約の署名・批准を求める意見書採択の運動、平和大行進での通し行進者、広島の村上厚子さんの発言がありました。
最後に、「私たちは、日本政府が『核の』への依存をあらため、核兵器禁止条約に参加するよう力を尽くす」ことを誓い合いました。いっしょに参加した和田さんは「世界大会への参加は初めて。大勢の人ですごいパワーだ。あきらめずに運動し続けることが大事」。 金尾さんは「サーローさんの話に感動した。いろんな偏見や反対の意見があるアメリカでの活動は本当に大変だったと思う。強い方だね」と話していました。